この記事では、透析の基礎知識として「水分管理の基本」を整理します。体験談の部分は、後から本人の言葉で書き加えていきます。
1日にとる水分の考え方
透析をしている人は、尿の量が減っていることが多く、飲んだ水分の多くが体にたまります。たまった水分は次の透析で取り除きますが、増えすぎると心臓や肺に負担がかかります。そのため、1日にとる水分の量を意識することが大切です。
目安は一人ひとりの尿量や体格、ドライウェイトによって異なり、施設から個別に示されることが多いです。「水分」とは飲み物のことだけでなく、味噌汁やスープ、ゼリーや果物など、食べ物に含まれる水分も含めて考えます。
大切なのは、我慢しすぎて生活がつらくなることでも、無制限に飲むことでもなく、自分の体と相談しながら続けられる量を知ることです。迷ったときは、施設のスタッフや管理栄養士に相談してください。
のどの渇きをやわらげる工夫
喉の渇きの多くは、塩分のとりすぎがきっかけになります。食事の塩分を控えることが、結果として渇きを減らす一番の工夫です。
飲むときの工夫としては、小さなコップを使う、1回に飲む量を決めておく、氷をなめて少しずつ水分をとる、うがいや歯磨きで口をすっきりさせる、などが知られています。飴やガムで唾液を出す方法も使われます(成分には注意が必要です)。
冷たい飲み物の方が渇きがやわらぐと感じる人もいます。自分に合った工夫を見つけることが、長く続けるコツです。
水分をとりすぎたときのサイン
水分がたまりすぎると、体重の増加が大きくなるほか、むくみが強くなる、息苦しさや横になると咳が出る、血圧が上がるなどのサインが出ることがあります。
とくに息苦しさは、肺に水がたまっている可能性のある大切なサインです。いつもと違う息苦しさを感じたら、次の透析を待たずに施設や医療機関へ連絡することが大切です。
毎日の体重測定は、こうした変化に早く気づくための基本です。増え方の記録が、自分の体の状態を知る手がかりになります。
※この記事は、筆者の体験と一般的な基礎知識をもとにまとめています。治療や数値の判断については、必ず主治医とご相談ください。
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