この記事では、透析の基礎知識として「たんぱく質の量の考え方」を整理します。体験談の部分は、後から本人の言葉で書き加えていきます。
たんぱく質が必要な理由
たんぱく質は、筋肉や血液、皮膚、免疫の材料になる大切な栄養素です。透析をすると、血液中のアミノ酸(たんぱく質のもと)が透析液側へ失われるため、透析患者はむしろ、しっかりとることが必要だと言われます。
不足すると、筋力の低下、体力の衰え、感染症への弱さにつながります。「制限食だから少なくていい」という考え方は、透析患者には当てはまりません。
必要量の目安は体重や活動量によって異なり、主治医や管理栄養士から個別に示されます。自分の目安を知っておくことが大切です。
とりすぎ・とらなすぎで起きること
とりすぎると、リンやカリウム、老廃物(尿素)も一緒に増えやすくなります。たんぱく質の多い食品にはリンが多く含まれるため、バランスが難しくなります。
とらなすぎると、栄養状態が悪くなり、アルブミンの低下や体重(筋肉)の減少として現れます。高齢の透析患者では、フレイル(虚弱)の予防の観点からも注意が必要です。
大切なのは極端に寄らないことです。検査値(リン、カリウム、アルブミンなど)を見ながら、ちょうど良い量を探っていきます。
食事でのバランスの考え方
主食・主菜・副菜をそろえることが基本で、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)を毎食適量とることが目安になります。1食に偏らず、3食に分けると体への負担も分散します。
間食や栄養補助食品を上手に使う方法もありますが、リンやカリウムの成分を確認してから取り入れることが大切です。
迷ったときは、数日分の食事の記録を管理栄養士に見てもらうと、具体的な調整の仕方が分かります。
※この記事は、筆者の体験と一般的な基礎知識をもとにまとめています。治療や数値の判断については、必ず主治医とご相談ください。
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