この記事では、透析の基礎知識として「透析の回数と時間」を整理します。体験談の部分は、後から本人の言葉で書き加えていきます。
週3回が基本とされる理由
血液透析は、一般的には週3回、1回4時間前後が基本とされています。腎臓が働いていない間も、体の中では老廃物や水分、カリウムなどがたまり続けます。透析の間隔を空けすぎると、これらが危険な水準まで上がってしまいます。
とくにカリウムと水分は、心臓に直接影響します。週3回というリズムは、こうしたリスクを抑えながら生活との両立も考えた結果として、長年の治療の中で標準になってきました。
2日以上空く間隔ができないよう、月・水・金や火・木・土のスケジュールが組まれるのが一般的です。このリズムに生活を合わせていくことが、透析生活の大きな特徴です。
もちろん、残っている腎機能の程度や体調によっては、回数や時間が調整されることもあります。標準はあくまで出発点で、最終的には一人ひとりに合わせて決まります。
透析時間の考え方
透析時間は長ければ、その分ゆっくりと老廃物や水分を取り除けるため、体への負担がやわらぐとされています。除水を急がずに済むことも、血圧の安定につながります。
また、リンなどの物質は、時間をかけるほど取り除きやすいことが知られています。世界的に見ると、日本の透析時間は長めで、それが日本の透析患者の生存率の高さと関係しているとも言われます。
時間の設定は、体の大きさ、検査の値、残っている腎臓の働き(残腎機能)などによって異なります。導入の時期や体調の変化によって、見直されることもあります。
時間が延びることに抵抗を感じる人もいますが、体へのやさしさという面では意味のあることです。気になる場合は、スタッフに理由を聞いてみると納得しやすくなります。
間隔が空く日の注意
週の中で1回だけ、2日間隔が空く日(中2日)があります。その間は水分やカリウムがたまりやすいため、食事と水分に特に気をつける時期とされています。中2日明けの透析は、除水量も多くなりがちです。
連休や旅行、災害などで間隔が空く場合は、自己判断で透析を休まず、施設と相談して日程を調整することが大切です。1回休むことの影響は、想像以上に大きいからです。
体調が悪い日でも、透析に行くこと自体が治療になります。「しんどいから休む」ではなく、「しんどいときこそ施設に相談する」という考え方が安全です。
※この記事は、筆者の体験と一般的な基礎知識をもとにまとめています。治療や数値の判断については、必ず主治医とご相談ください。
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